二宮てんぷら店
八幡浜名物の一つ「じゃこ天」
市内にもたくさんのじゃこ天屋さんがありますが、
今回は昔ながらのじゃこ天を製造してる「二宮てんぷら店」の5代目二宮康大さんにお話を伺いました。

Q. 「二宮てんぷら店」は創業何年ですか?

二宮:私で5代目なのでそれぞれ20年と考えて100年以上にはなっていると思います。

Q. じゃこ天に対するこだわりは??

二宮:他のところは色々な魚を使っていますが、うちでは「ハランボ」だけを使い、昔と変わらぬ製法で全て手作りしています。
冷凍すり身も一切使わず、その日出荷する分はその日の朝作り揚げたときに固くなったり、ダマにならないよう手早く作業しています。

Q. 多い時はどれくらい作るのですが?

二宮:年末のお歳暮シーズンが最も多く、すり身で100kg程、枚数にするとだいたい2000枚くらいですね。

二宮てんぷら店

二宮てんぷら店

二宮てんぷら店

二宮てんぷら店

二宮てんぷら店

Q. 揚げる機械も年季がいってますね

二宮:この機械も使い始めて20年くらいになりますが、私が子供の頃は全て手作業で揚げていました。
大きな鍋に油を入れて一枚一枚手で裏返していましたよ。

Q. アゴラに出していかがですか?

二宮:これまで市内スーパーやフェリー乗り場などに出していますが、アゴラに出して県外からもお客さんが来ているのでいろんなところに広がっているように感じます。

Q. おススメの食べ方はありますか??

二宮:そのまま食べるのが一番だとは思いますが、ダシが出るのでカレーに入れたり、コロッケやおむすびの具にするなど、色々な料理に使えますね。

Q. 今後の展望は??

二宮:じゃこ天は年配の方が良く買って食べて頂いたり、贈答用などに使って頂いたりしていますが若い人たちや子供たちにあまり食べてもらえていないように思います。
魚をあまり食べない今だからこそ、若い人たちや子供たちが「これ何?」と興味を持ち手を伸ばしてもらえるじゃこ天を開発していきます。

この日は、朝5時ごろから作業をされているところにお邪魔しました。
ご家族3人による見事なチームプレーでじゃこ天がてきていくところを見る事が出来ました。
出来立てを一枚頂きましたが、ふんわりとやわらかく魚の味が本当にしっかりとしています。
そして、骨も一緒にすり身にしているので弾力のあるしっかりとした食感を楽しむ事が出来ました。
二宮さんの様に「ハランボ」だけのじゃこ天はほとんどないそうです。
かつて料理人を目指した二宮さんだからこそ、慣習にとらわれない機知の素早さを活かし、新たなじゃこ天シリーズを生み出してくれることを期待したいです。
イベントなどではじゃこカツなども販売しているそうです。
見かけたときにはぜひご賞味ください。

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