ShanShan
アゴラマルシェ産直コーナー入ってすぐにはお菓子コーナーがあります。
その中でもかわいらしさで目を惹く「どうぶつケーキ」と「恐竜ケーキ」。
今回はそれら2商品を手掛ける保内町喜木津のShanShanの二宮香織さんにお話を伺いました。

Q. 「ShanShan」の由来は何ですか?

二宮:これは中国の友達につけてもらったニックネーム「香香(シャンシャン)」からとりました。
また、香りを大切にする事で風味の良い商品をつくりたいとの思いも込めています。

Q. アゴラマルシェで出す以前からお菓子作りをされていたのですか?

二宮:アゴラマルシェの前身である青空市に出すと決めてから作り始めました。
最初は手先の器用さを活かせるものという事でDIYかお菓子作りかで悩みましたが香りに敏感な強みを活かせるお菓子作りにしました。

Q. お菓子のレシピはどうやって思いつくのですか?

二宮:レシピは本やインナーネット等のものを見て自分が「食べてみたい。これは絶対美味しい」と思えるものを見つけ何パターンか試作した後、自分なりのアレンジを重ねて形にしています。
完成まで1、2ヶ月かけたり、半年かかったりと色々ですが人が思いつかないような、独自性のあるアレンジを目指しています。

「どうぶつケーキ」と「恐竜ケーキ」

「どうぶつケーキ」と「恐竜ケーキ」

「どうぶつケーキ」と「恐竜ケーキ」

「どうぶつケーキ」と「恐竜ケーキ」

ShanShanの二宮香織さん

Q. お菓子も色々と種類がありますよね

二宮:商品はそれぞれに大まかなターゲットを決めています。
子供向けにと「どうぶつケーキ」を作りましたが、男の子の反応が薄く、それに対して「恐竜ケーキ」を作りました。
女性もケーキには興味を持って頂けるのですが、「男はあまり興味持たないよ」と言われたので「プリッツ」を
また、流行に敏感な女性たちに「グラノーラ」をといった感じですね。

Q. 「どうぶつケーキ」「恐竜ケーキ」を作るにあたって苦労する点は?

二宮:生地づくりとその生地を流し込むときでしょうか。
その時の気温や湿度などで生地の固さは変わってきますし、うまく膨らむかどうかは焼きあがるまでわかりません。
また、空気の抜け具合が悪いと形が崩れてしまったり、焼きあがった時に跡がついてブサイクちゃんになってしまったりするんです。
だから、生地を入れるときは本当に集中しますね。

Q. アゴラに商品を出してみてどうですか?

二宮:陳列しているときに話しかけて頂いて、交流できることも楽しいです。
また、お客さんがお菓子を見て笑顔になったり、話の話題になったりとお客さんの反応を直接見れるとうれしいです。

Q. 今後作ってみたい商品はありますか?

二宮:最終目標は自然栽培で作った野菜などを原料にしたお菓子作りですね。
その前段階として、野菜の効能を活かしたものを作ってみようと思っています

取材人より

「小さいころから難しいことに挑戦し、職人を目指していた」「長浜町の「まことや」というパン屋さんみたいに食べた人の心も暖かくできるようなそんなお菓子を提供したい」という二宮さん。
この日は「どうぶつケーキ」と「恐竜ケーキ」の焼き上げの時にお邪魔しました。3台のレンジを使い、焼き具合のムラが出ないよう天板の位置を変えたりとあわただしく作業をされ焼き上がり具合を目や香りで確認しながら焼いてると教えて頂きました。
クッキーの型抜きもたくさん見せて頂き、色々と組み合わせて新しいものを作り上げるのが楽しいと語ってくれた二宮さんは、モノづくりの本質部分を見極め、創意工夫して新しいものを生み出すことが芯から好きなのだと感じました。
味も見た目も抜群の「どうぶつケーキ」と「恐竜ケーキ」。
子供に限らずプレゼントに打ってつけの一品。
さらにアイスや生クリームにトッピングすれば、マイスイーツに変身。ぜひご賞味ください。